
2025年7月9日
新製品プレスリリース
スクールバス、路線バス、観光バスなどの置き去り事故を防止。
機能を絞り込み、低価格を実現。政府認定品の安心。



政府認定番号:A-058、B-014、C-024
株式会社システムトークス(東京都中央区/代表取締役 板坂太郎)は、スクールバスや路線バスなど大型バス向けの置き去り防止安全装置『置き去りキャッチLITE(ライト)バス用モデル』を2025年7月9日より発売いたします。希望小売価格は49,000円(税込)〜です。
近年、スクールバス内への児童置き去り事案をはじめ、路線バスや観光バスでも置き去り事故が発生しています。大型バスは人のいない場所に駐車していることが多く、事故が発生した場合の危険性が高いため、設置義務化されている幼稚園バス等だけでなく、全てのバスへの安全装置設置の必要性が高まっています。
本製品は、24V車の大型バス・マイクロバスに対応しながら、機能を絞り込むことで49,000円という低価格を実現し、予算の限られる学校や事業者でも導入しやすい価格設定としました。政府認定を取得しており(認定番号A-058、B-014、C-024)安心してご使用いただけます。
本製品の最大の特徴は「超小型設計」で、40×23×9mm、重量12gと消しゴム程度のサイズのため、機器が多く設置されているバス運転席でも邪魔にならず、ドライバーの理解と協力を得やすい設計です。
本製品は、小学校のスクールバス、路線バス、観光バスなどへの導入が期待されており、年間販売台数は1万台を見込んでいます。
販売は当社および販売店、インターネットを通じて7月9日より販売を開始します。
製品サイト:https://okizaricatch.com/lite-bus/
企業サイト:https://www.system-talks.co.jp/
製品開発の背景
一般の置き去り防止安全装置は高額なものが多く、設置が義務付けられていない学校やバス事業者での導入が進んでいませんでした。しかし、置き去り事故は幼稚園バスだけの問題ではなく、先日も小学校においてスクールバス内に児童を置き去りにしてしまい、児童が自力で脱出した事案が発生しました。熱中症になっていたならば脱出することができず、死亡事故につながっていたかもしれません。また、路線バスや観光バスにおいても置き去り事故が起きています。大型バスは人のいない場所に駐車していることが多く、万が一事故が発生した場合の危険性は非常に高いものとなります。
当社は、「全ての子供を守りたい」という方針の下で研究開発を進め、乗用車・ミニバンに設置できる小型で低価格な置き去り防止安全装置「置き去りキャッチLITE」を発売し、大変好評を得ております。今回、この装置を元に大型バス等の24V車への対応と長距離配線での安定動作を実現させた「バス用モデル」を開発いたしました。
製品の主要特徴
1. 認定品で業界最安値を実現
24V車対応の大型バス用装置でありながら、降車時確認式で49,000円(税込)からの業界最安値を実現しました。政府認定品でステークホルダーの理解を得られるとともに、予算の厳しい現場でも導入しやすい価格設定としています。
2. 超小型設計で運転の邪魔にならない
装置は40×23×9mm、重量12gと消しゴム程度のサイズを実現。表示部も34×22×8mm、重量10gと指先サイズで、薄さは8mmのため手足がぶつかることもありません。様々な機器が多く設置されているバス運転席でも邪魔にならず、ドライバーの理解を得やすい設計です。ドライバーの協力なしに安全な車両運行はできません。
装置は両面テープで固定でき、車両に穴を開ける必要もありませんので、リース車両でも安心です。
3. 近隣への配慮を考慮した段階的警報システム
置き去りキャッチは置き去り発生時にホーン(クラクション)を鳴らす場合、いきなりけたたましく鳴り響きません。最初は短い音で間隔をあけて鳴らして注意を促し、その後本格的に鳴動します。うっかり確認操作を忘れていた場合でも、近隣に迷惑をかけることをギリギリまで防げます。
4. 完全自社設計・自社生産による高い信頼性
当社は電子機器メーカーとして、電子回路から3Dデザイン、ソフトウェアプログラミングまで全て自社で行っているため、低価格で製品を作り上げることが可能です。約30年間、量販店で他メーカー様との厳しい競争にもまれてきた経験により、高性能で安くなければ生き残れない市場で培ったノウハウとスキルを活用し、最高性能の置き去り防止安全装置を低価格で製造しています。
5. 操作不要の自動検知式も選べる
自動検知式は、後部の確認ボタンの押下げ操作が不要で、手軽です。
また、自動検知式と後部ボタンの両方を備えた併用式もあります。
製品ラインナップ
置き去りキャッチLITEバスモデル 降車時確認式 政府認定番号:A-058
型番:OZC-LITE-B(バスモデル) 49,000円(外部ホーンキット別売)
置き去りキャッチLITE 自動検知式 政府認定番号:B-014
型番: OZC-LITE-S(バスモデル) 64,000円(外部ホーンキット別売)
置き去りキャッチLITE 併用式 政府認定番号:C-024
型番: OZC-LITE-D(バスモデル) 79,000円(外部ホーンキット別売)
<オプション品> 外部ホーンキット 10,000円
仕様
置き去り防止方式 | 降車時確認式(降)、 自動検知式(自)、 併用式(併) |
対応車種 | 12V車 / 24V車 |
置き去り防止機能 | 後部押しボタン(降)(併)、人感センサー(自)(併)、車内警報、車外警報、経過時間管理 |
エラー検知機能 | ホーン断線、ランプ断線、警報断線、人感センサー断線(自)(併)、後部ボタン断線及び固着(降)(併) |
安全機構 | 過電流防止、過電圧防止、過熱保護、自動リセット機構 |
制御方式 | 8bit低消費電力マイクロプロセッサーによる制御 |
外形/重量 | 制御装置本体: 40x23x9 / 12g、 表示部本体: 34x22x8 / 10g 後部ボタン: 34x22x8 / 10g、人感センサー: 32x18x14 / 5g 全てケーブル部分を除く |
電源 | DC12V / 24V ±20% |
消費電流 | 最大100mA、待機時 5mA (ホーンは別電源のため除く) |
動作温度 | -30~85℃(結露なきこと) |
内容物 | 制御装置本体、24V車アダプター、後部ボタン(降)(併)、人感センサー(自)(併)、配線ケーブル一式(延長ケーブル込み)、固定用テープ一式、取扱説明書、取付設置説明書、点検表、注意ステッカー |
導入実績と信頼性
「置き去りキャッチ」シリーズは、大阪府・福岡県・東京都などの特別支援学校にも採用され、日々児童を見守っている豊富な実績があります。政府認定品として、安心してご利用いただけます。
実際に導入されたお客様からは「置き去りキャッチLITEは、コンパクトなデザインでとても使いやすい」「前回別の会社で購入した商品より、使い勝手がとてもいい」などの高評価をいただいています。
機械装置は一般に、接続機器や配線が少なく部品点数が少ないと故障率が下がります。置き去りキャッチは、マイコンに集積化することや最先端の電源技術を投入ことで小型一体型を実現し、安定した動作を実現しています。
置き去り防止安全装置について
置き去り防止安全装置は、バスや送迎車両内に子どもが取り残されることを防ぐための安全装置です。幼稚園、特別支援学校、放課後等デイサービス等の送迎車両には設置が義務付けられていますが、小学校や路線バス等には現在のところ設置義務がありません。
政府ガイドラインでは以下の3つの方式が認定されています。
降車時確認式: エンジンを切った後、運転者が車両後部のボタンを押すことで車内点検の実施を確認する方式。運転者が必ず車内を歩いて確認するため、確実な点検が可能です。
自動検知式: 人感センサーが車内に人が残っているかを自動的に検知し、置き去りがあった場合に警報を発する方式。運転者の操作は不要ですが、センサーによる検知に依存します。
併用式: 降車時確認式と自動検知式の両方の機能を併せ持つ方式。運転者による確認とセンサーによる自動検知の二重チェックにより、より高い安全性を実現します。
製品サイト:https://okizaricatch.com/lite-bus/
企業サイト:https://www.system-talks.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】